2014年9月9日火曜日

駒止湿原に隣接する開拓跡地の調査

まずは・・・湿原の横に開拓跡地とは何故?と不思議に思われた方へ

私が昨年卒業研究を行わせていただいていた福島県南会津町と昭和村の境にある駒止湿原には、昔耕作地として利用されていた場所が隣接しています。
現在は利用されておらず、草原となっておりますが、実はこの開拓跡地、湿原の集水域となっていたりするので保全策を考える上で重要な場所なのです。
そのため、駒止湿原は開拓跡地も含めて国の天然記念物に指定されております。

私は、この湿原の保護のために重要な駒止湿原の開拓跡地で昨年調査させていただいておりました。

では、何故今年も調査をしているの?という不思議もあることでしょう。

理由は、昨年は大学4年生で現在よりもまだまだ未熟(今も未熟なのですが)、調査期間が昨年の5-11月までと短いなど、不十分な部分があったためです。
本研究室が卒業研究で行う植物相調査は、繁殖器官をもつ植物の標本を採集し、植物リストを作成するというものなので、繁殖器官がないものが除かれてしまいます。

・・・まあ、普通に見落としもあります。

また、昨年は植物相調査に加えて植生調査も行っていました。
実は、その植生調査の確認が今回の目的です。
昨年は引用文献に従って、植生図を作ったのですが、わかりづらいところがあったので、そのわかりづらかったところを確認しにいきました。

と、思ったのですが、やってみると、あら不思議。
当初心配だったことは、大丈夫だったのですが、思いもよらないところで植生図を大幅に直すことになりました。
その大幅改善については、また後日。

ここからは駒止湿原での調査の様子です。

たぶん、タチアザミ

この前後でザックカバーが家出したのです。
もう、戻って来ないのでしょうか(泣)

シカさんが食べた痕?


旧農道

研究は進んだけど、いろいろなものを失くす調査でした。

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2014年9月3日水曜日

オオシラヒゲソウ探索ツアー

先日、オオシラヒゲソウParnassia foliosa Hook.f. et Thomson var. japonica (Nakai) Ohwiを探しに行きました。
オオシラヒゲソウはウメバチソウ属のシラヒゲソウParnassia foliosa Hook.f. et Thomson var. foliosaと同じ種の変種で、形態もよく似ているようです。
また、福島県植物誌ではまれ、ごくまれと書かれています。

ふむふむ・・・めったに見れない植物なんですね・・・だったら見に行かなくては!!ということで、レッドリストの調査で行く方々に混ぜてもらいました(私だってレッドリスト見直しの調査員ですもの)。
実は、7月にシラヒゲソウのつぼみを見ていたんですが、花を見たことがないのでさらに見たい気持ちが膨らみますよね。

・・・山を越え、川を越え(過剰表現)
結果、オオシラヒゲソウは見れませんでしたが、シラヒゲソウは見れました。


かわいいですよね。
本物はもっとかわいいです。
私の撮影技術ではこれが精一杯・・・(汗)


この子を見つけた後もめったに行けない場所にいくつか連れて行ってもらえました。

例えば・・・


ボートを使わないと行けない場所とか。
モーターボート初めて乗りました。

めったに行けない場所で標本も採らせてもらえたし、本当にありがたい経験でした。

しかし・・・オオシラヒゲソウさんはどちらにいらっしゃるのでしょうか?
いるんだったら出ておいで~と言いたい今日この頃です。


今回の教訓『クモッケツは素晴らしい』


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